LANに接続されたENTTEC ODEで照明コントロールしてみる(NMUを使用)

今回 ENTTEC ODE をローカルエリアネットワークに接続してENTTEC提供のフリーのODE設定ツールNMUでパソコンからLAN経由で照明機器をコントロールするという実験です。(いわゆるArt-Netコントロール)

ODEの設定変更や確認、DMX出力はENTTECからNMUを入手して使用。

https://www.enttec.com/product/nmu/

Windows版とMAC版があります。どちらも操作方法は同じです。
続いてODEのACアダプターを電源に接続してLANケーブルをパソコンが接続されたハブに接続しNMUを起動します。(こちらはWindows版)

「Discovery」ボタンを押して検索すると接続されたODEがリストにアップされました。
クリックして選択。Confugureボタンをクリック

今回同じグループのIPアドレスでしたので変更は行いませんがIPアドレスが異なる場合は同じセグメントのユニークなアドレスに設定を変更し最後に「Save Config」で保存します。

プロトコル:ArtNet
IPアドレス:172.16.1.30(wifiルーターが172.16.1.1)
Subnet:0
Universe:0(512アドレスを超えて使用する場合は1以上になりますけど最初の1台なので0)
ポート:Output DMX(ODEからDMXを出力しDMX対応のライトを点灯させます)

これでODEがLANに接続できました。早速ODEにDMXケーブルを使用してRGBの機器を接続しNMUからコントロールしてみます。

接続する機器のDMXチャンネルチャート
1.Red(0-255)
2.Green(0-255)
3.Blue(0-255)

NMUの「SEND Art-net …」ボタンをクリックして下記ダイアログウィンドウを開きます。


Art-Net ControlをENABLEにして1つ目のフェーダーを一番上に上げてみます。
見事赤色が点灯したら成功です。

ENTTEC ODEがあればLAN(wifiもOK)を使用して照明をコントロールできるようになります。ルーターのIPマスカレードを使用してローカルとグローバルアドレスを相互に変換すれば世界中遠隔地からコントロールが可能になるわけです。いろいろ出来そうですね!