ENTTEC ODE MK2をWiFiルーターに接続してiPadのVIBRIOでライティング
ipadライティングアプリVIBRIOとWiFiルーターをENTTEC ODE MK2で接続する方法です。
VIBRIOの操作方法についてはコチラ
iPadでWiFi DMX照明操作 最強のアプリ「VIBRIO」
(下記はVIBRIOのマニュアルにある接続図)
WiFiルーターは市販のものでOKです。LANポートが付いているものを用意してください。また、通常にインターネットに接続して使用しているものがあればそれも問題なく使用できます。
ENTTEC ODE MK2は標準でDHCPからIPアドレスを取得するように設計されています。静的IPを割り当てる必要がなければ特にPCと接続して設定する必要もないでしょう。単純にLANケーブルをWiFiルーターのLANポートにさせば完了です。
さて、今回新しいWiFiルーターを購入しましたのでそれにつなげてみます。
WiFi 6 8×8 12stream 5GHz 4803 + 2.4GHz 1147 Mbps バッファロー WXR-5950AX12
https://www.buffalo.jp/contents/topics/special/wi-fi6/
LAN1とENTTEC ODE MK2のLAN口とをRJ45 LANケーブルで接続しODE Mk2のDMXはライトとXLRキャノンケーブルで接続してください。(今回LANケーブルはWiFi付属のものを使用しました)
ENTTEC ODE MK2はDHCPサーバーが稼働するルーターの場合は自動的に割り当てられるようになっていますので特に何も設定する必要はありません。
WXR-5950AX12は工場出荷時に192.168.11.1が設定されており、DHCPのスコープは192.168.11.2から64台。最初の1台なので192.168.11.2が設定されている筈です。確かめるにはルーターにログオンしてDHCPリースからENTTEC ODE MK2のMACアドレスに割り当てられたIPアドレスを確認すれば判明します。
それではiPadでWiFiに接続してみましょう。Buffalo-A-6F80(5Ghz),Buffalo-G-6F80(2.4Ghz)のいずれかに接続します。5Ghzは短い距離で高速通信に向き2.4Ghzは遅いですが障害物に強く距離も長いです。DMXはそんなにスピードを必要としないので2.4Ghzで良いかと思います。レーザー用ソフトのPangolin Beyondなどはデータ量が多いので5Ghzで接続するのが良いでしょう。ただ距離に応じて2.4Ghzの選択も必要かと思います。
接続すると自動的にブラウザが立ち上がるようになっています。特に何も設定する必要はありません。ただ今回インターネットに接続していないので最初にインターネットに接続されていませんのエラーが出てきてWiFiに接続できなくなるかもしれません。その際は右上のキャンセルをタップしインターネットに接続しないと選択すれば問題なく接続できるようになります。
ログオン後のLAN設定。固定のIPにする場合はここで変更します。DHCPのオン、オフの切り替えもここで行います。
iPad DMXライティングアプリの VIBRIO を起動します。
(VIBRIOは16チャンネルまでなら無料で使用できます。)
WiFiが正しく接続されているか確認してください。
VIBRIOの設定は特に何もする必要はありません。
ArtNet Unicastを使用するとより良いパフォーマンスで接続できるようです。オフのままでも問題ないですがONにする場合はENTTEC ODE MK2のIPアドレスを入力してあげましょう。とりあえず使用しなくても特にパフォーマンスに差は感じませんでした。
VIBRIOについてのレビューはこちらを参照ください。
iPadでWiFi DMX照明操作 最強のアプリ「VIBRIO」
今回割と高めのルーターを用意しましたがWiFiルーターであれば低価格のものでも問題はありません。ただしあまりに古いものやギガビットでないものはENTTEC ODE MK2が対応していない可能性がありますので注意が必要です。
ENTTEC ODE MK2がWiFiを内蔵したらもっと楽に使えるのにとは思うのですが・・・まぁそれを言ったらライトが全部WiFi内蔵しているとかIPで接続できるとか・・いずれにしても海外製品が主流の中、日本のWiFi規格が合わないとかあって厳しいでしょうね。